世界遺産 熊野古道伊勢路 馬越峠へ行ってきました。


ON THE TRIPというアプリの自動音声ガイド。現地に到着すると案内が再生されるそうです。

11月8日(土)6時30分自宅を出発。毎度のリーフEV充電旅だ。
名古屋高速から東名阪へ。名古屋西ICから弥冨ICまでが工事で渋滞。8時に安濃SA到着で150KW充電機で充電。車を駐車する道の駅海山には10時頃到着。

海山は21年前にキャンプinn海山を子どもたちと訪れオートキャンプをしている。銚子川・魚飛渓での川遊び、シャワークライミングを楽しんでいました。高速道路が通るようになり日帰りでも来れるようになりました。
尾鷲からの帰りのバスの時間を考えて先にリーフ30分充電。10年たった充電器は来週から更新・撤去作業するとの張り紙がありました。今日からでなくてよかった。

30分充電。充電完了まで道の駅の案内所で時間を潰す。30分充電料金は高速の充電器と違って1650円と割安でした。

10時30分、馬越峠登山口へ。標高325m、全長4.6kmで所要時間3時間。


クマ出没注意の張り紙もあり、他の登山者は鈴を鳴らして山に入っていた。

馬越峠は紀北町と尾鷲市の境界にある峠で、天狗倉山と便石山の間に位置する。峠越えの古道は桧の美林とシダに囲まれて約2kmにわたり石畳が敷かれていて、在りし日の様子が偲ばれる。


世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」は、万物、生命の根源である自然や宇宙に対する畏敬を、山や森に宿る神仏への祈りという形で受け継いできた、日本の精神文化を象徴する文化遺産。

石畳を進んでいくと木製の道標がある。最初に見つけた道標には2/22と書いてあった。100mごとにあったようだ。400年前の江戸時代に紀州藩により整備された石畳。先に進むと夜泣き地蔵がある。




一枚岩の石橋を渡りさらに登ると林道と交差する場所にベンチがあり一休み。


そこから見える青空と山。パラグライダーが青天にポツンと浮かんでいた。


馬籠峠の茶屋跡に到着。方向を示す木の板には天狗倉山 600m、30分とある。


ここは行かねばと急こう配の道を登っていく。途中、トレイルランしている1人と2人組の登山者とすれ違う。

しんどくて心折れかけていたかーちゃんのため、「あとどれくらいですか?」とたずねると「私の足で5分くらいかな、でも2回くらい休憩した」と。実際はそこからは手をつかないと登れない場所もあり15分程かかった。

10m以上あると思われる巨岩をすり抜けると…。

石の壁に木の梯子が立てかけてありそこから顔を出す。

尾鷲湾、尾鷲市の町並みが一望できます。頑張った甲斐がありました。

雲一つない空の光を海が反射してキラキラです。
疲れ切った表情を撮影。


さらに巨岩に架かった鎖はしごを上ると…。

天狗倉山頂上へ。標高522m。360°のパノラマビューでした。
今度は急こう配の段を足もと注意しながら戻る。 馬籠峠の茶屋跡に到着。くたびれて下山する気力しかなかったが、ここから便石山、象の背まで進むと2400m、90分程かかるようだ。時間がなかったので次回にしよう。
尾鷲市の町並みに到着したのは13時20分くらい。


翌日にイベントがあったようで大漁旗が沢山飾られていました。海山に戻るバス停を探すが、私の地図アプリでは反対方向に進んでいて、かーちゃんの携帯で修正。尾鷲市総合庁舎前のバス停に着いたのは1分前でした。
バスで道の駅海山に戻りやっと昼食。お茶もなくなっていたので喉もカラカラ。冷水をがぶ飲みした後、ラーメン、月見そばを食べて一息。
帰りの紀州SAでは充電機が工事中、駐車場も満車でスルー、次の安濃SAでは充電機の調子が悪く強制終了のトラブル発生。結局、バッテリー残量22%のところで東名阪の御在所SAでなんとか充電。15分で61%まで充電、安心して自宅に戻ることができました。
日帰りに峠越えは少しハードでしたが、世界遺産巡り始めます。